月色ユーカリプタス

魂をみる私の世界

私のセンス・オブ・ワンダー、没頭していく世界

六年くらい前からメダカのビオトープをしています。ビオトープというのは一般家庭の規模でいうと箱庭の世界のことで、水の世界を自分の手で作り出すことをいいます。

私の趣味はこういったものなので、メダカの飼育を通してこの世界を見ることが多いです。今年は親を選んで交配をし、色の出方、体外光の伸ばし方を学びました。

 

初めての水の世界。魚を通して水が合う合わない、生きる水、死ぬ水があるということを知りました。

私が飲めて魚は飲めない不思議な水。キレイな水を使ってるはずなのにどうして魚は死んじゃったりするんだろう……。そうやって何も知らないところから始めました。

 

暇があれば想像して過ごしました。

なんでだろうが大好きです。

 

引っ越しも多かったので県が違うだけで初めて見る植物に驚いたこともありました。

 

そうやって一つ一つ手探りでこの世界を知っていきました。

 

果樹栽培も漬け物も、小さな小さな世界のルールを見つけていく、無農薬で育てるのならどこかで和を見つけなければならないこと。

 

よく観察をして考察しました。

 

3/200、この数はアゲハが成虫になる数です。果樹の木一つに蜂が来たり、蜘蛛が来たり、葉っぱの中で過ごしたい虫も来たりであっちもこっちも命に溢れていました。

葉につく虫の数で他の虫が遠慮したりすることも分かりました。

 

そして、この命は大切でこっちは軽い。

そういう考えはおかしい事にだんだんと気づいていきました。

 

すべての命を尊ぶと実が育たないので、どこが和なのかを必死で探さなければいけません。

 

多面的に観察し、深く没頭してこの世を知っていきました。

 

 

私の視る魂はどこか原子のような不思議な動きをします。

なんでだろう……、いつかその答えが出ますように。