負のスパイラルに入って二年が経った頃だと思います。私は頑張り過ぎてノイローゼになり、右手の怪我をして鬱病になっていました。記憶をすることがままならず、常に頭がふわふわした状態で言葉が出てこないために人と話せない、ご飯ももちろん食べられない、微熱も続いていつも死にたいと寝込んでいました。右手は亜脱臼したまま数ヶ月使い続けていたので一年経っても腫れてくる状態でした。
寝込みながらもどうにかしなきゃと寝込んでいられない葛藤もあり、何かやろうとするとどうしても熱が上がってきていました。
そんなある日、母親が遺書を置いて家から消えました。
まだ十代、親の遺書を読むのはキツいし、被ってくる不幸。
行方不明者捜索願いのために警察に行ったり必死で探したりしました。一日かけて探し、ヘトヘトになった頃にいつも通っていた道、隣の県で睡眠薬を多量に飲んだ状態で見つけました。
母を連れて夜遅くに帰宅をし、他の家族の不安を掻き消そうと普通ぶって家事を淡々とこなし、安心させようと努めていましたが自分のことより親のこと、家族のことを心の底では助けてほしいと叫んでいました。
頑張りどころなのにどうしてもこの精神じゃその踏ん張りがきかない……。
書いてませんでしたが、元々機能不全家族でもあったので全部が一気に吹き出た状態でした。
こんな状態ではヘトヘトでも眠れなかったのですが明日からはもっと大変だと思い、少しでも眠ろうと布団に入ったとき、神様に祈ろうと手を合わせました。
強く強く心の底から神様、母親を助けてください、不安に思う家族を助けてくださいと祈って眠りました。長く祈ってはいないのですが、その時は不思議と神様に届いた気がしていました。
その晩眠ると神様が夢を経由して降りてきました。
夢の中、家の小さな窓から見えた太陽のように眩しく輝く光、神様だと思った私と隣りにいた妹は急いで靴を履いて外へ出ました。
もっとよく見える場所へ
神様、神様!私のお願いを聞いてください。
庭の中で神様に一番近付ける場所まで二人で走りました。
神様は見たこともないほどに眩く輝く白銀の光の玉でした。
昼間の太陽の大きさで、放射する光、その一筋一筋は赤、青、緑、金色、銀とあり、ダイアモンドのように眩しく輝いていました。
それは空気のない場所で遠くまで光が走る、強いエネルギーを持つ光でもありました。私はこんなにも美しい、強い光を夢の中で一度たりとも見たことがありませんでした。
その光は夢で見る光の強さではなかったんです。
手を合わせ、二人で神様お母さんを助けてくださいと声に出して願いました。
神様は声ではない声、声が直接脳に伝わる、突然理解するそんな感覚で“大丈夫だよ、長くは続かないからね”と教えてくれました。
神様ありがとうございますと妹と声を揃えてお礼を言うと、フッと霊的感覚が切れ目が覚めました。
神様……、神様だよね……?
神様が夢に出てきた……。
夜中に何度も目が覚め、眠りも浅かったのに神様の夢の後はヘトヘトだった心と体はどこか軽く、苦しさも取れて楽になっていました。嘘のように体が軽かったんです。
母を連れ帰った次の日なのに精神的な重さも無くなったので不思議な気分でした。そして心が軽くなった私は不謹慎だなとも思いました。
神様っているんだと朝焼けを窓から眺め、神様、夢に降りてきてくれてありがとうございました。と昇り始めた朝日に向かって手を合わせました。
宇宙の根源である神様は会っただけで高エネルギーを浴びることになるので活力を貰えるそうです。私は一言メッセージをいただく時間分だけ浴びることができました。
ヒーラーの先生によると、この神様の光を視れる人はなかなかいないそうなので、宇宙の根源である神様と会ったその後はどうなるかも書いてみました。
こちらは鬱病になる前と神様と会った後のふた記事です。