この度『ぼくの地球を守って』を文庫で全巻購入しました。
中古なんですけど、本当に大好きで学生時代から私のバイブルでした。オススメのマンガはと聞かれたら一番に挙げる作品になります。
当時はお小遣いで集めて大事にしていましたが記憶ができなかった頃に手放してしまって、それからずっとミニマリスト的に生きてきたので今回ようやく手元に置き直しました😊
改めて読んでみると濃いなぁ重いなぁと。少女漫画だけどSFサイキック、前世ものと思って読んできましたが、今読むと濃厚な人間関係を描いたものだったんですね😅
主人公、坂口亜梨子の前世である木蓮と、主人公のお隣に住む小学生、小林輪の前世である紫苑が惹かれ合ったのもスピリチュアルを歩みだした私から見ると、そりゃそうだとなりましたし、新しい発見がありました。
祈りの歌を歌ってきた木蓮は高波動な人だったんですね🤯
高波動(純粋)な人は普通波動の人との波動の差で相手が違和感を持ちやすく孤高状態になりやすいですし、天の使いかと思うような神々しい容姿は紫苑の心をいつか強烈に癒やすために与えられたものだと思いました。
戦地で孤児だった愛を知らない少年紫苑の心にはロウアーセルフ(低い自己)が大きく育っていて、ずば抜けて頭も良かったことから周りは言い負かされてしまって深く手を差し伸べることができなかった。そして紫苑の中の愛が枯渇していたことから周りに試し行動をしていたんですね。
私は機能不全家族で育ったので紫苑のおこぼれが欲しかったと涙したページはずっと記憶に残っていました。
『悔しいなら不幸になっちゃダメだぞ』
『絶対だ』
紫苑が子どもだった頃、事故で亡くなるまでの短い期間家族として迎え入れてくれた恩人の言葉です。
木蓮を傷つけた後の懺悔の時間、相手の心が受け取れる状態になった紫苑に木蓮の紫苑を思う癒やしのエネルギーが流れ始め、心の底に押し込んでいたパンドラの箱を開けることができたんですね。
経験からですが、心の底に押し込んだものを開けるという作業は血の気が引くような恐怖を感じます。開けちゃダメだと、開けたら心が壊れちゃうんじゃないか、心臓がバクバクしてパニックになりそうで、そのあと大泣きして沈んだ期間に入ってしまうんです。心に傷を負っていた当時の私はそういった状態になりました。
私も頑張ってパンドラの箱を開けたんです🤫
木蓮のキチェスが最後まで消えなかったのも、ベランダから落ちた紫苑の転生後の輪くんを救う奇跡を起こすためとも思いましたし、次世代編をたまに思い出してはちょこちょこ読んでいたのですが、成仏の意味が分かってくると紫苑の幸せそうな姿を見たいなと、そういった気持ちで読んでみたくなりました😊
あと、私から見た木蓮と紫苑のオーラのイメージは白、金と紺、黒になります。紫苑は不調和の黒を持ってるっていう。どうですか、イメージ合ってますか笑
以上、私の感想と文庫漫画を買ったよーという報告でした。私の描いたイメージ画も添えまして、みんなそれぞれの個性をもってそれぞれの視点での感想がありますからね、それを大切にしましょうねー☺️